ホウキモロコシ種まき
2014年6月29日
6月28日、梅雨の晴れ間の一日ホウキモロコシの種まきを行ってきました。
ホウキ作りの後継者、伝統の技術を残す、など想いは先に先にふくらんで行きますが、農作業などまったくやったこともない人たちを巻き込んで広がりを作るにあたって、まず大事にしないとならないのは、現在の生産農家である横山さんたちに「信頼おける」と思っていただけるようになること。ご自分達のペースで長年続けてきた農作業に、「説明する」「教える」だけでも余計なご負担をかけることには間違いありません。生産者にきちんと寄り添い、できるだけ負担にならない活動をすること、今年はそれを目標にします。
ホウキ作りのスケジュール
6月末 種まき
7月始め 間引き作業、草取り作業
9月 ホウキモロコシ刈り取り(穂の煮だし及び乾燥含む)
11月~ ホウキつくりワークショップ
梅雨の合間を縫っての種まきはスケジュールも直前にならないと決められず、主に会員と昨年のワークショップ参加者の皆さんにお声かけしました。 まずは驚いたのが、土の軟らかさ。川ぞいの畑なので石・岩などまったくなくさらさらでいて柔らかい土に、代表の布施さんが「俺んちの畑なんか石ばっかりでみせらんねぇ、うらやましい」と叫び声があがるほどです(笑)宮子さん曰く「草なんかはえねぇよ」、草ぼーぼーの小さな庭に苦戦している私には草の生えない畑なんて信じられないんですが、なんとほんとに草の1本もない見事に管理された畑でした。
「種まきごんべぇ」農機具ってどうしてこんなにユニークな名前が多いんだろう♪(ちなみにリンクはしゃれです。アフリエイトではありません)
写真右上の方にみえる小さな穴に、種がはいり、ベルトになっているので、機械を押していくと種が一定の間隔で土の上に落ちていく仕掛けです。しかも種が落ちた上に土をかぶせ、さらに機械のタイヤ部分がその後を軽く押してくれるので、一回で3種の作業が進められる優れものの「ごんべぇ」さん。手で撒くよりずっと効率良いのだそうです。種が赤く見えるのは、撒いた種を鳥に食べられないように忌避剤をまぶしてあるからです。本来の種の色は昔遊んだことのあるジュズダマのようなつやのある固い種でした。
うまれて初めて、そのごんべえさんを押して畑を1往復。進むラインも、ごんべえさんが直前の種まきをするラインに沿って筋切りがされているので、それを目安にすすめるはず、なんですが、これが難しい。
・種がベルトの穴にちゃんと入っているか確認する
・次の筋切りのラインがちゃんと引けているか機械の左側を確認する
・機械の右のライン引きが目標の筋切りにちゃんと合わさっているか見ながら進む
あっちもこっちも見なくちゃならないし、畑のあちこちから「指導の声」がかけられるのでたまったものではありません。10歩もすすまないうちに、「曲がってる!」「性格とおなじ(どういう意味・笑)」などやじられつつ、よたよたと進みます。とても綺麗に整地されているものの、小さなタイヤですすむごんべぇは数センチの段差にもよろけてまっすぐ進めません(汗)。
1反歩4畝ほどの畑に今年は種まきをしました。1反歩で約200本のホウキが作れるそうです。ということは、今年は300本弱ホウキがつくれる?!
ごんべえさんにお世話になるばかりでなく、昔ながらの手で種を撒く作業もやっていただきました。種をまんべんなく撒くのは中々に難しいものです。他の地方で行われているホウキ作りでは、苗を植えることから始まる所もあるとか。
手で撒くと、自動で土をかぶせてくれないので、足を使って軽く土をかけ、さらに種を撒いたラインを軽く踏みつけるという作業も加わります。この部分、横山さんから「うまいもんだ」のお褒めの言葉をいただきました。宮子さんは本当にほめ上手!
さて、こんな綺麗な畑、草一本もありませんし、ホウキモロコシは丈が伸びるのが草より早いそうで、草取りの苦労はあまりないそうです。ただ、間引き作業に手間がかかるとか。丈が伸びるのが早いと言うことは根を張るのも早いということで、ちょっと間引きが遅くなると根が張って取るのにとても手間がかかるとか。例年ご夫婦でまるまる2日、かかるそうで、次回は約10日後の間引き作業になります。
目安として7月の12,13日ごろ、間引き作業予定していますが、天候により変更ありは、農作業につきものですね。少しでも横山さんのご負担が軽くなるよう、次回もがんばります!
不思議なもので、たったこれだけの作業でも、なんだか「自分たちがやった」畑が気になって仕方ありません。近いのでちょくちょく畑を見に行こうかな、という気分になります♪最後にいい感じで談笑する横山さんと北山さんの1ショット。
ホウキ作りの後継者、伝統の技術を残す、など想いは先に先にふくらんで行きますが、農作業などまったくやったこともない人たちを巻き込んで広がりを作るにあたって、まず大事にしないとならないのは、現在の生産農家である横山さんたちに「信頼おける」と思っていただけるようになること。ご自分達のペースで長年続けてきた農作業に、「説明する」「教える」だけでも余計なご負担をかけることには間違いありません。生産者にきちんと寄り添い、できるだけ負担にならない活動をすること、今年はそれを目標にします。
ホウキ作りのスケジュール
6月末 種まき
7月始め 間引き作業、草取り作業
9月 ホウキモロコシ刈り取り(穂の煮だし及び乾燥含む)
11月~ ホウキつくりワークショップ
梅雨の合間を縫っての種まきはスケジュールも直前にならないと決められず、主に会員と昨年のワークショップ参加者の皆さんにお声かけしました。 まずは驚いたのが、土の軟らかさ。川ぞいの畑なので石・岩などまったくなくさらさらでいて柔らかい土に、代表の布施さんが「俺んちの畑なんか石ばっかりでみせらんねぇ、うらやましい」と叫び声があがるほどです(笑)宮子さん曰く「草なんかはえねぇよ」、草ぼーぼーの小さな庭に苦戦している私には草の生えない畑なんて信じられないんですが、なんとほんとに草の1本もない見事に管理された畑でした。
「種まきごんべぇ」農機具ってどうしてこんなにユニークな名前が多いんだろう♪(ちなみにリンクはしゃれです。アフリエイトではありません)
写真右上の方にみえる小さな穴に、種がはいり、ベルトになっているので、機械を押していくと種が一定の間隔で土の上に落ちていく仕掛けです。しかも種が落ちた上に土をかぶせ、さらに機械のタイヤ部分がその後を軽く押してくれるので、一回で3種の作業が進められる優れものの「ごんべぇ」さん。手で撒くよりずっと効率良いのだそうです。種が赤く見えるのは、撒いた種を鳥に食べられないように忌避剤をまぶしてあるからです。本来の種の色は昔遊んだことのあるジュズダマのようなつやのある固い種でした。
うまれて初めて、そのごんべえさんを押して畑を1往復。進むラインも、ごんべえさんが直前の種まきをするラインに沿って筋切りがされているので、それを目安にすすめるはず、なんですが、これが難しい。
・種がベルトの穴にちゃんと入っているか確認する
・次の筋切りのラインがちゃんと引けているか機械の左側を確認する
・機械の右のライン引きが目標の筋切りにちゃんと合わさっているか見ながら進む
あっちもこっちも見なくちゃならないし、畑のあちこちから「指導の声」がかけられるのでたまったものではありません。10歩もすすまないうちに、「曲がってる!」「性格とおなじ(どういう意味・笑)」などやじられつつ、よたよたと進みます。とても綺麗に整地されているものの、小さなタイヤですすむごんべぇは数センチの段差にもよろけてまっすぐ進めません(汗)。
1反歩4畝ほどの畑に今年は種まきをしました。1反歩で約200本のホウキが作れるそうです。ということは、今年は300本弱ホウキがつくれる?!
ごんべえさんにお世話になるばかりでなく、昔ながらの手で種を撒く作業もやっていただきました。種をまんべんなく撒くのは中々に難しいものです。他の地方で行われているホウキ作りでは、苗を植えることから始まる所もあるとか。
手で撒くと、自動で土をかぶせてくれないので、足を使って軽く土をかけ、さらに種を撒いたラインを軽く踏みつけるという作業も加わります。この部分、横山さんから「うまいもんだ」のお褒めの言葉をいただきました。宮子さんは本当にほめ上手!
さて、こんな綺麗な畑、草一本もありませんし、ホウキモロコシは丈が伸びるのが草より早いそうで、草取りの苦労はあまりないそうです。ただ、間引き作業に手間がかかるとか。丈が伸びるのが早いと言うことは根を張るのも早いということで、ちょっと間引きが遅くなると根が張って取るのにとても手間がかかるとか。例年ご夫婦でまるまる2日、かかるそうで、次回は約10日後の間引き作業になります。
目安として7月の12,13日ごろ、間引き作業予定していますが、天候により変更ありは、農作業につきものですね。少しでも横山さんのご負担が軽くなるよう、次回もがんばります!
不思議なもので、たったこれだけの作業でも、なんだか「自分たちがやった」畑が気になって仕方ありません。近いのでちょくちょく畑を見に行こうかな、という気分になります♪最後にいい感じで談笑する横山さんと北山さんの1ショット。