「河合のほうき」の未来へ向けて
2013年12月18日
15日(日)にミニほうき作りワークショップの2回目を行いました。
いつ訪れても下河合町の空気はどこか温かく、川に囲まれた水の香りが漂っています。
今回は引率も入れて7人。今回はちょっと考えて前日に参加者が使う「ほうき編み機」を制作しました。
横山さんの工房に持ち込んでも、ダメだしされないかドキドキでしたが、OKが出てホッと一息。
これさえあれば、理論上はほうき作りストリートライブも可能です。
さて、2時間ほどで4名がそれぞれのペースで横山さんの指導を受けながらミニほうきを制作。
年末の繁忙期に関わらず丁寧に辛抱強く指導して下さった横山さん、有難うございました。
僕らがぎこちない手つきでホウキグサと悪戦苦闘しているのを横目に有寿さんが見る間に片手ほうきを編み上げてゆきます。
「何歳からほうき作りを始めたんですか?」
「16くらいかあ~?」
「んとえと・・・キャリア、ろ・・69年かあ~(汗)」
「何年くらいで満足できるものが作れるようになりました??」
「いまでもハーこれだって物はできねーなー。」
「有寿さんにそんなこと言われたら、俺らの仕事はどんだけなんだ~(滝汗)」
全身を使ったダイナミックな動きと見事な手さばきに参加者から「おーっ!!」とため息が漏れます。。。
前にも書きましたが、僕にはどうしてもこのほうきがギターに、有寿さんがジミヘンに見えてしまいます。
カッコいい。
仕上げは宮子さんの編み。非常に繊細。
両手の指が見事に連動した編み込みに一同「あーっ・・・」と、また溜息。
こちらはクラッシックギターのアルペジオといったところでしょうか。。。
このワークショップの特徴は、なんといってもプロの手業が目の前で展開されること。
ほうき作りの基本動作、そして単なる趣味でない「到達点」の奥深さが実感できる点だと思います。
そして土に根差した農家の暮らしから語られる言葉も参加者の心を深く打つのだと思います。
ホウキグサの五線譜。
作ったミニほうきを手に、横山有寿さん、宮子さんを囲んで記念撮影♪
今回も結構濃ゆいメンバーが集まりました。
終わってからも一部のメンバーと今後の「河合の箒」について語り合いました。
色々なアイデアが飛び交って、その中から来年の活動に向けて沢山のヒントを頂きました。
心に残っていることをメモ。。。
・ご高齢で大変になってきているホウキグサ栽培の手伝い。草取り、収穫など。
・栽培の関門をクリアできれば、まだまだほうき作りを続けて頂ける。そのためのボランティア。
・常陸太田市民はまだ「本物のほうき」を見分ける「眼」を持っている人が多い=文化がある。
・技術・ストーリーは十分すぎる位ある。あとはデザイン。
・ほうきのデザインを工夫して、いばらきデザインセレクションへ応募。ネット販売。
・地域おこし協力隊アーティストとのコラボ商品企画。
・ガチで修行する後継者探し。プロフェッショナル養成。新規就箒?アーティスト農家。工芸農家。
・同時に趣味のほうき作りのグループ作り=広い裾野。
・そのための材料自給畑作り。
・ほうき作りが続いてきたのは「行商」があったから。直接販売の「生きがい」は大事にしたい。
全ては横山さんとのお付き合いの中で進める話ですが、、、
来年はこんなことに取り組んでゆくグループを立ち上げる予定でいます。興味がある方は是非ご参加ください。
撮影(編み機以外)武藤卓
まとめ 布施大樹
いつ訪れても下河合町の空気はどこか温かく、川に囲まれた水の香りが漂っています。
今回は引率も入れて7人。今回はちょっと考えて前日に参加者が使う「ほうき編み機」を制作しました。
横山さんの工房に持ち込んでも、ダメだしされないかドキドキでしたが、OKが出てホッと一息。
これさえあれば、理論上はほうき作りストリートライブも可能です。
さて、2時間ほどで4名がそれぞれのペースで横山さんの指導を受けながらミニほうきを制作。
年末の繁忙期に関わらず丁寧に辛抱強く指導して下さった横山さん、有難うございました。
僕らがぎこちない手つきでホウキグサと悪戦苦闘しているのを横目に有寿さんが見る間に片手ほうきを編み上げてゆきます。
「何歳からほうき作りを始めたんですか?」
「16くらいかあ~?」
「んとえと・・・キャリア、ろ・・69年かあ~(汗)」
「何年くらいで満足できるものが作れるようになりました??」
「いまでもハーこれだって物はできねーなー。」
「有寿さんにそんなこと言われたら、俺らの仕事はどんだけなんだ~(滝汗)」
全身を使ったダイナミックな動きと見事な手さばきに参加者から「おーっ!!」とため息が漏れます。。。
前にも書きましたが、僕にはどうしてもこのほうきがギターに、有寿さんがジミヘンに見えてしまいます。
カッコいい。
仕上げは宮子さんの編み。非常に繊細。
両手の指が見事に連動した編み込みに一同「あーっ・・・」と、また溜息。
こちらはクラッシックギターのアルペジオといったところでしょうか。。。
このワークショップの特徴は、なんといってもプロの手業が目の前で展開されること。
ほうき作りの基本動作、そして単なる趣味でない「到達点」の奥深さが実感できる点だと思います。
そして土に根差した農家の暮らしから語られる言葉も参加者の心を深く打つのだと思います。
ホウキグサの五線譜。
作ったミニほうきを手に、横山有寿さん、宮子さんを囲んで記念撮影♪
今回も結構濃ゆいメンバーが集まりました。
終わってからも一部のメンバーと今後の「河合の箒」について語り合いました。
色々なアイデアが飛び交って、その中から来年の活動に向けて沢山のヒントを頂きました。
心に残っていることをメモ。。。
・ご高齢で大変になってきているホウキグサ栽培の手伝い。草取り、収穫など。
・栽培の関門をクリアできれば、まだまだほうき作りを続けて頂ける。そのためのボランティア。
・常陸太田市民はまだ「本物のほうき」を見分ける「眼」を持っている人が多い=文化がある。
・技術・ストーリーは十分すぎる位ある。あとはデザイン。
・ほうきのデザインを工夫して、いばらきデザインセレクションへ応募。ネット販売。
・地域おこし協力隊アーティストとのコラボ商品企画。
・ガチで修行する後継者探し。プロフェッショナル養成。新規就箒?アーティスト農家。工芸農家。
・同時に趣味のほうき作りのグループ作り=広い裾野。
・そのための材料自給畑作り。
・ほうき作りが続いてきたのは「行商」があったから。直接販売の「生きがい」は大事にしたい。
全ては横山さんとのお付き合いの中で進める話ですが、、、
来年はこんなことに取り組んでゆくグループを立ち上げる予定でいます。興味がある方は是非ご参加ください。
撮影(編み機以外)武藤卓
まとめ 布施大樹