ミニほうき作り&見学会
2013年12月7日
昔は50軒以上もの農家で作られていた河合のほうき。年末になるとほうきを背負って遠く福島県まで売りに行っていたそうです。現在、そのほうき作りも横山有寿(ゆうじ)さん・宮子(みやこ)さんご夫妻の1軒だけしか作っていません。
これは何とかしないと!興味のある方に見てもらったり、作ってもらいながらほうき作りを知ってもらい、いろいろつながっていければと言う事で(本物のほうき作りはなかなか修行が要りそうですが…)ミニほうき作りなら、ということで今回の募集を行いました。
午後1時、常陸太田市役所ロビーに集合、参加者は市内から4名、市外(笠間)から1名です。今回の経緯や種継人の会について、常陸太田市生涯学習センターで発行されている情報誌「フォンズ」に掲載されたホウキ作りの過去の記事などの資料をみなさんに渡して説明しました。現地での駐車スペースがないため、乗り合わせで下河合町横山さんの自宅へ向かいました。
自宅には、ほうきがすでに何本か並べてあって、私達を出迎えてくれました。
作業場も広さに限りがあるため大人7名でもういっぱいいっぱいです。
早速みなさん、ご主人のほうき作りに見入ってしまい、目にもとまらない速さで作業は進んでいきます。
小槌などで叩いて柔らかくほぐしたり、針金を巻いたり、あっという間にほうきが出来がっていきます。
みなさんもその過程の写真を撮ったり、ほうき作りの質問をしたりしました。
しばらくして、今年は暑くてミニほうき用の草がないのと言われ
(えっ?ミニほうき作りの行方は…と思いつつ)
ミニほうき作りによさそうな、ほうき草を束ねて集めてこういう風に縛ってみましょうかと、宮子さんが隣に座った参加者に渡して、なんとなくミニほうき作りが始まりました。
4人でいっぺんには無理なのか、ほうき作りは、1本ずつ進めていく感じです。
途中から旦那さんの有寿さんの手も加わり、ほとんど横山さん夫婦が作ってしまった感じで1本が出来上がりました。
つづいては、別の参加者の一人が挑戦しました。ご自分で蕎麦を打たれるということで、その時用のミニほうきをということでした。先に出来たミニほうきを見ながら、アドバイスも受けながら作っていきました。
時間はかかりましたが、ほぼご自分で完成することが出来ました。
3本目は、2本目を作っているときに有寿さんがいつの間にか作り終えていました。(参加者に作って欲しかったのですが…みなさん遠慮している間に…)
色々と話が尽きず、予定時間もかなりオーバーしてしまいましたが(すでに16時近く…)、ワークショップというよりは、見学会のようでした。でも、ほうき作りの貴重な現場を実際に見せていただき、こういう風に作っているんだと大変勉強になりました。
参加された方は「ほうき草も栽培されて収穫してほうきを作っているとは思わなかった」「どこからか、素材を入手してほうきだけを作っていると思っていたので、お話を聞いてとても吃驚しました」「ほうき作りが無くなってしまうのは、もったいないな、なんとかして残して欲しいなぁ」などの感想をいただきました。
作っている横山さんもいつやめてもおかしくないくらい高齢のご夫婦です。
種継ぎ人の会では、300年の歴史を持つこの河合のほうき作りを何とか引き継いでいけないものかと考えいます。
来年は、種継人の会のメンバーと今回参加されて(名簿に)ご連絡先をいただいた方で、ほうきもろこしの種を蒔いたり、刈り取ったりなど、みんなで参加して、ほうき作りを続けていけたら…と思っています。
次回引き続き、15日に2回目の「ミニほうき作り&見学会」を行います。
(武藤 卓)
これは何とかしないと!興味のある方に見てもらったり、作ってもらいながらほうき作りを知ってもらい、いろいろつながっていければと言う事で(本物のほうき作りはなかなか修行が要りそうですが…)ミニほうき作りなら、ということで今回の募集を行いました。
午後1時、常陸太田市役所ロビーに集合、参加者は市内から4名、市外(笠間)から1名です。今回の経緯や種継人の会について、常陸太田市生涯学習センターで発行されている情報誌「フォンズ」に掲載されたホウキ作りの過去の記事などの資料をみなさんに渡して説明しました。現地での駐車スペースがないため、乗り合わせで下河合町横山さんの自宅へ向かいました。
自宅には、ほうきがすでに何本か並べてあって、私達を出迎えてくれました。
作業場も広さに限りがあるため大人7名でもういっぱいいっぱいです。
早速みなさん、ご主人のほうき作りに見入ってしまい、目にもとまらない速さで作業は進んでいきます。
小槌などで叩いて柔らかくほぐしたり、針金を巻いたり、あっという間にほうきが出来がっていきます。
みなさんもその過程の写真を撮ったり、ほうき作りの質問をしたりしました。
しばらくして、今年は暑くてミニほうき用の草がないのと言われ
(えっ?ミニほうき作りの行方は…と思いつつ)
ミニほうき作りによさそうな、ほうき草を束ねて集めてこういう風に縛ってみましょうかと、宮子さんが隣に座った参加者に渡して、なんとなくミニほうき作りが始まりました。
4人でいっぺんには無理なのか、ほうき作りは、1本ずつ進めていく感じです。
途中から旦那さんの有寿さんの手も加わり、ほとんど横山さん夫婦が作ってしまった感じで1本が出来上がりました。
つづいては、別の参加者の一人が挑戦しました。ご自分で蕎麦を打たれるということで、その時用のミニほうきをということでした。先に出来たミニほうきを見ながら、アドバイスも受けながら作っていきました。
時間はかかりましたが、ほぼご自分で完成することが出来ました。
3本目は、2本目を作っているときに有寿さんがいつの間にか作り終えていました。(参加者に作って欲しかったのですが…みなさん遠慮している間に…)
色々と話が尽きず、予定時間もかなりオーバーしてしまいましたが(すでに16時近く…)、ワークショップというよりは、見学会のようでした。でも、ほうき作りの貴重な現場を実際に見せていただき、こういう風に作っているんだと大変勉強になりました。
参加された方は「ほうき草も栽培されて収穫してほうきを作っているとは思わなかった」「どこからか、素材を入手してほうきだけを作っていると思っていたので、お話を聞いてとても吃驚しました」「ほうき作りが無くなってしまうのは、もったいないな、なんとかして残して欲しいなぁ」などの感想をいただきました。
作っている横山さんもいつやめてもおかしくないくらい高齢のご夫婦です。
種継ぎ人の会では、300年の歴史を持つこの河合のほうき作りを何とか引き継いでいけないものかと考えいます。
来年は、種継人の会のメンバーと今回参加されて(名簿に)ご連絡先をいただいた方で、ほうきもろこしの種を蒔いたり、刈り取ったりなど、みんなで参加して、ほうき作りを続けていけたら…と思っています。
次回引き続き、15日に2回目の「ミニほうき作り&見学会」を行います。
(武藤 卓)