ワークショップ報告~松本商店さんとのご縁

話は少し遡りますが、昨年箒作りに関わらせて頂いた報告を、常陸太田市の生涯学習誌フォンズに取り上げて頂きました。

詳細はこちら。

3ページにわたる特集の最後にご案内したワークショップには大勢のお申し込みを頂き、2部構成で実施しました。残念ながらご参加いただけなかった方、WSをきっかけにほうき作りに興味を持ってくださった皆様向けに、3月以降、毎月WSを開催できるよう、準備を始めたところです。詳細は追ってご連絡いたします。

箒ws

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この日はフォンズを通じて新たな出会いもありました。東京は品川の箒・簾店、松本商店さんが、ちょうど知人に会いに常陸太田へいらしていて、そこでフォンズを見て、連絡をくださったのでした。地元の輪が広がり、さらに外とのつながりが生れた日として、記憶に残る一日となりました。

そして年が明け、ようやく念願かなっての訪問が実現しました。

松本商店1

松本商店では先代の職人であった榮さんが急逝されてから技術の伝承に乗り出され、今は3代目の飯塚美知男さんご夫妻が箒と簾作りを続けてらっしゃいます。東京では夏は簾、冬は箒を作るというスタイルで箒作りは展開されてきたそうですが、現在この形態の箒店は松本商店のみ。

松本商店2

道路拡張でこの店舗も取り壊しが決定しているとか。。。黒光りした柱や床板が何とももったいなく、事業と共に新店舗に何らかの形で残せないものかと、考えてしまいました。

松本商店3

製造されている箒は、先代のカタチを継承して質実剛健。虚飾を排し用の美に徹したデザイン。そんな中からも少しづつ新たな形を模索されています。私たちも現在技術継承の瀬戸際に立っており、飯塚さんご夫妻の経験に基づかれたお話は大変勉強になり、かつ勇気づけられるものでした。

松本商店4

ちょうど訪問の数日前から、横山さんご夫妻に本格的な片手箒作りを草の選別から習い始めたばかりで、飯塚さんの手業や仕事の段取り表などを見せて頂いたり、興味は尽きませんでした。

松本商店5

昨年から取り組み始めた河合の箒復活プロジェクトですが、様々なタイミングで貴重な出会いを頂きながら進んでいます。今年はどんな展開が待っているのか?今から楽しみです。

 

(布施大樹)